お金の運用を考えてみよう①
NISAについて学ぼう

  仕事をして得たお金。生活費に使ったり、貯金したいという方が多いと思いますが、中には増やすために「資産運用してみたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで、今週より3週にわたって「お金の運用を考えてみよう」というテーマで、話題になっている「一般NISA」と「つみたてNISA」、「iDeCo(イデコ)」について学んでみたいと思います。今回は西日本シティ銀行の営業企画部・井上祥子さんにお話をうかがいました。

井上祥子さん
株式会社西日本シティ銀行 営業企画部
井上祥子さん

  資産運用について調べてみると、今年は「つみたてNISA」というキーワードが注目されているようです。一体この「つみたてNISA」とは何者なのでしょう?まずは、「つみたてNISA」の前に「NISA」について聞いてみました。

そもそも「NISA」とは一体どんなものですか?

  NISAとはもともとイギリスの「ISA」から来ています。ISAとは、Individual Saving Accountの略で、イギリスで1999年に個人の貯蓄や投資を促進する目的で導入されたもので、税制の優遇措置のついた個人貯蓄口座(またはその制度)のことをいいます。通常、株や投資信託などで利益が出た場合は、その利益に対して税金がかかりますが、ISAを利用して得た利益や受け取った配当は非課税になります。
  日本でもこのISAの制度を取り入れ、「日本版ISA」ということで「NISA」という名称が付けられ、2014年1月にスタートしました。日本では通常の投資で得た利益(株や投資信託等の売却益・分配等)には20.315%の税金がかかりますが、NISAでは5年間、全額非課税となります。ちなみにNISAは「少額投資非課税制度」とも呼ばれています。

なぜ非課税にするのですか?

  国がこのNISAを打ち出した背景には、社会構造の変化が大きく関わっています。少子高齢化により公的年金をはじめとする社会保障制度が現状のままでは先細りしていく中、個人による資産形成を促進させたいという狙いもあります。若い人の中にも「将来年金だけで暮らせるだろうか」と考える方も多くなってきているので、資産運用による利益に対しての税金を非課税にすることで、資産運用のハードルを下げ、個人での資産形成により積極的に取り組んでもらえるようにしたわけです。

NISAにはどんな特徴がありますか?

  NISAは、20歳以上の投資家を対象に当初1種類でスタートしましたが、今では未成年者向けの「ジュニアNISA」、積立専用の「つみたてNISA」が仲間入りし、全3種類の中から選ぶことができるようになりました。まずは、投資の自由度が高い「一般NISA」の特徴をみてみましょう。

●対象者

  口座を開設できるのは日本に住む満20歳以上(口座開設の年の1月1日において20歳以上)の方です。

●非課税

  NISAでは最長5年間、運用した利益や受け取った配当に対する税金は非課税となります。ちなみに非課税ですので、一般的には利益が出ても確定申告をする必要もありません。

●年間120万円

  非課税で運用できる投資枠は年間120万円まで(平成27年までは年間100万円までの投資枠だったのですが、平成28年に年間120万円まで拡大されました)。前述したように5年間の非課税期間がありますので、最大で600万円を運用することができます。

●運用商品

  投資信託・上場株式・REIT等、幅広い商品の中から選ぶことができます。

●買付方法

  買い付け方法は「一括」と「積立」から選択できます。まとまったお金を運用したいという方は一括で、毎月コツコツ積み立てたいという方は「積立」で買い付けることができます。

つみたてNISAのイメージ
具体的にはどのようにはじめるのですか?

  「何もわからない」という方は、まずは専門家からしっかり説明を受けると参考になると思います。西日本シティ銀行には、専門のスタッフがいますので、まずは気軽に窓口へお声かけ下さい。
  後に説明する「つみたてNISA」も同じですが、始める場合はまず非課税対象となる専用の口座を開設します。この非課税口座は1人1つしか持つことができません。口座開設には「個人番号カード(マイナンバーカード)」「ご印鑑」「本人確認資料(運転免許証など)」等が必要です。詳しくは窓口へお問い合わせ下さい。
  口座開設には税務署への申請が必要なため、銀行の窓口でお申込いただいた後、銀行から税務署へ申請します。多くの場合、申請後約2~3週間で税務署の承認となり、正式に口座開設となります。投資信託などのお取引は、この口座開設後から可能となります。

それでもやや難しそうですが・・・

  非課税とはいえ、5年間で最大600万円まで…と聞くと少し大きな話になりますが、実際は月1万円からの運用が可能()ですので、自分で始められる金額で、無理なく投資を始めていただければと思います。専門のスタッフからも、お客様の収入や将来の備えなどを含め、いくら位投資にまわすのが良いかなど、アドバイスさせていただいていますので、お気軽に一度ご相談ください。
  そして今年、更に取り組みやすい資産運用の方法として新しいNISAが登場しました。それが「つみたてNISA」です。

※投資可能金額は、金融機関により異なります。
【初心者投資講座】投資信託ってなに?

  投資信託とは、多くのお客様からお預かりした資金をひとつにまとめ、投資の専門家に任せて運用する商品のことです。投資したお金は、専門家が株や債券など様々な投資対象に投資します。専門家がお客様に代わり運用するため、運用の管理料として「信託報酬」と呼ばれる費用がかかりますが、「専門家が運用してくれる」、「様々な資産に分散投資できる」、「少額から(西日本シティ銀行は1万円から)投資できる」などのメリットも多い商品です。

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