共働き家庭の安全を考える①
女性の防犯ポイント

  暖かくなると増えてくる犯罪。暗くなってからの仕事の帰り道や、娘さんの学校帰りなど、心配と不安は尽きません。そこで、福岡県警察本部・生活安全総務課でお話を伺い、前回は女性に対する犯罪の現状をご紹介しました。2週目の今回は、それらの犯罪に立ち向かうために、自分自身で気をつけることのできる防犯ポイントを覚えていきましょう。

ポイント1:1人で歩く時は警戒モードに

  犯人が狙うのは、警戒心が薄い人です。よく、スマホを操作しながら歩いたり、音楽を聴きながら歩いている人がいますが、これは危険です。「ながらスマホ」をしていると視野が狭くなり、自分のすぐそばまで人が来ていてもなかなか気づけませんし、また、イヤホンやヘッドホンで音楽を聞いていると、耳が塞がれているので後ろからの足音が聞こえないなど、被害に遭う可能性が高くなります。「1人の夜道が怖いから」と、誰かと電話で話しながら歩く人もいますが、これも同じ理由で危険です。「誰かと電話していた方が何かあった時もすぐに助けてもらえる」という誤解もあるようですが、何かあってからでは意味がありません。夜道では「ながら歩き」をせず、目と耳でしっかり自分の周りを確認しながら、時折振り返るなど警戒していることをアピールすることが大切です。

1人で歩く時は警戒モードに
ポイント2:明るく人通りの多い道を歩く

  性犯罪は、大通りから1本入ったような、暗く人目につきにくい場所で起こっています。やはり犯人も絶対捕まりたくはないので、目撃者がいたり、本人に顔を見られる危険のある明るい場所は避ける傾向にあります。多少遠回りになったとしても、明るく人通りの多い道を歩くようにしましょう。
  また、腕を掴まれたり抱きつかれた場合、女性の力では男性に勝つのはなかなか難しいので、警戒を怠らず、早い段階で「おかしいな」と気づいて逃げたり、110番することも大切です。帰り道のコンビニや遅くまで開いている飲食店など、いざとなったらすぐに逃げ込めるようなお店の場所も確認しておきましょう。

明るく人通りの多い道を歩く
ポイント3:防犯ブザーを持ち歩く

  犯人は顔を見られる恐れのある「光」だけでなく、周りに気づかれる恐れのある「音」にも敏感で、とても嫌がります。事件に巻き込まれた場合、大声で助けを求められればいいのですが、怖くて声が出ない場合も多いです。そんな時でも、周囲に異常を知らせられるように、防犯ブザーを持ち歩きましょう。バッグの外側に付けたり、特に夜道では手に持って歩くなど、何かあったときにすぐに鳴らせるようにしておくことが大切です。
  お子さんのランドセルには防犯ブザーをつけていても、自分のバッグには付けていないお母さんも多いのではないでしょうか?防犯ブザーが必要なのは子どもだけではありません。最近は、大人も持ちやすいようなシンプルでスタイリッシュなものや、キーホルダー感覚で付けられるカワイイものなど、種類も様々です。家電量販店や雑貨店・ネット通販などでも購入できるので、気に入ったデザインのものを探してみましょう。

防犯ブザーを持ち歩く
ポイント4:「みまもっち」をインストール

  福岡県警察から、「みまもっち」という防犯アプリを配信しています。県内で発生した事件や不審者の情報を発信する「ふっけい安心メール」のアプリ版です。アプリでは、文字情報だけでなくそれがどこで発生したかが地図上で赤く表示されるので、わかりやすくなっています。登録した地域や現在地周辺の最新情報も入ってきますし、発生頻度などもわかるので、参考にしてください。また、防犯ブザーや近くの警察署等の場所表示・各種相談窓口の案内など、様々な便利機能が付いていますので、防犯意識を高めるためにもインストールしておきましょう。

「みまもっち」をインストール
AppStore からダウンロード Google Play で手に入れよう
ポイント5:勇気を出して通報する

  特に性犯罪やチカンなどは、被害に遭ってもなかなか警察に届け出ることができずにいる方もいらっしゃると思います。勇気のいることだとは思いますが、届け出ていただくことで、犯人検挙へつながります。
  また、「どうしても通報できない」「家族や友人にも相談できない」という場合は、ひとりでつらい気持ちを抱え込まず、下記窓口までぜひご相談ください。

性暴力被害者支援センター・ふくおか
  専門研修を受けた相談員が、被害直後の急性期から中長期まで、医療機関や警察への付き添い、法律相談、カウンセリングなどの支援を行っています。
TEL:092-762-0799(24時間・356日受付)
福岡県警察本部 犯罪被害者相談窓口「ミズ・リリーフ・ライン」
  専門の女性臨床心理士が、被害者やそのご家族などの心のケアやサポートを行います。匿名でも構いませんし、プライバシーは厳守します。
TEL:092-632-7830(月~金・9:00~17:45受付 ※祝日・年末年始除く)
※平成30年10月から、犯罪被害相談「心のリリーフ・ライン」に改称します。
「主婦のための就職マニュアル」一覧へ
このページのトップへ